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文化財級【相州正宗・ 本阿弥光海金象嵌・鞘書】【(銘文)表・正宗 裏・象嵌本阿光海真表銘覚也正真也】
都道府県 | 千葉県 |
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発行年度 | 平成14年 |
種別 | わきざし |
長さ | 38,5cm |
反り | 0,9cm |
目釘穴 | 1個 |
銘文 | 表:正宗 |
裏:裏:象嵌本阿光海真表銘覚也☐正真也 | |
備考 |
現在価格 | : | 500000 円 |
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入札総数 | : | 0 |
現在の権利者 | : | - |
残り時間 | : | 入札終了 (詳細な残り時間) |
終了予定時刻 | : | 2017-08-30 20:50:00.0 |
開始価格 | : | 500000 円 |
即決価格 | : | - |
(この金額で落札できます) | ||
落札下限価格 | : | 設定なし |
自動延長 | : | 設定あり |
- オークションID:WA00066573
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正宗の作品で現存するものは刀と短刀とがある。現存する刀のほとんどは、元来長寸の太刀を大磨上としたものである。刀の体配は細身のものと、幅広く豪壮で切先のやや伸びたものがあり、後者は南北朝時代に入っての作刀と見られている。短刀は姿、寸法とも尋常で、無反りか内反りのものが多く、若干の反りのあるものも一部に見られる。ただし、「庖丁正宗」の通称がある3口の短刀は例外的に幅広の異様な造り込みで、刃文や地刃の働きをよりよく表現するためにあえてこの形にしたのではないかと言われている。他に、生ぶ茎(うぶなかご)の小太刀(刃長2尺未満の太刀)で正宗作と極められているものが存在する。正宗の時代は物情騒然たる世相(二度に渡る元寇の襲来、鎌倉幕府の終焉等々)、元寇の第3寇(第3波襲来)、第4寇(第4波襲来)であった。正宗は蒙古の甲冑(革製鎧)に対し造られ、反り浅く、身幅広く、重ね薄く(断面の厚みが薄いという意味)、鎬高く、鎬幅狭く、平肉なく(刃通りをよくするため)、先身幅細らず、切先延び、ふくら枯れ、という造りがなされている(この造り込み(平肉のない)は一端途絶えるが 後世の室町幕府終焉に現れた孫六兼元が復活している)。この時代の太刀は武器として造られ所有者の丈に合わせられた。武器に銘を切るのは朝廷の延喜式の掟であるから元来は在銘であったという説もあるが、正宗に限らず同時代の相州鍛冶の作品には無銘のものが多く、幕府の用命による作刀には銘を打たなかったとする説もある。刃文は「湾れ」「互の目」などと称される乱れ刃で、沸勝であるところが見所の一つ。「湯走り」「砂流し」などと称する働きが多いのも特色である。短刀は入念作が多く、短刀は「上位献上品」(上位献上品には銘を入れないのが当時の習慣)であり、生ぶ茎で無銘の作が多い。習作期の短刀は新藤五国光そのままの小沸出来の細直刃を焼いて小丸帽子になっており、無銘であったならば新藤五国光や粟田口吉光に見間違えてしまうが、相州伝完成期は中央に集結しており、正宗は新藤五国光だけではなく、上位から幕臣までの多くのものを実際に手にとって分析したと推定される刃長25cmの中直刃の短刀には正宗と推定される作がある。正宗の真髄は「沸の妙味」といわれているが、単なる沸出来は新刀以降でも出来る技である。金筋・稲妻、刃染みが無く透明感のある映りを焼いた「曜変の妙味」は中古刀期における相州伝の最も得意とする領域であり、正宗の特徴でもある。
正宗の重要な特色とされる茎は、相州伝完成期以降の作においてはよく見られる舟形茎であり、後代の広光・秋広のような舟形茎とは異なり、茎まで鍛えてあるので、べっとりと凹凸が激しい錆ではなく錆味は良好である。茎尻は習作期の短刀に切で振袖茎と呼ばれるのが1口と永青文庫蔵の包丁正宗(国宝)にみられるような栗形と徳川美術館蔵の包丁正宗(国宝)並びに大阪府・法人蔵の包丁正宗(国宝)の剣形の3種類の茎尻が有り、このように正宗の茎尻は剣形だけでは無いことが知られている。彫物は新藤五国光の三男である大進坊祐慶が彫っており、密教の「梵字」「素剣」「爪」「護摩箸」(不動明王などを本尊として、息災や子孫繁栄などを祈願する護摩を焚くときに使用する杉の白太で作った大角箸)が題材である。なお、「仏像」が彫られたものはない。本刀は平造、庵棟、身幅が広く、少し反りがつき、大振りで堂々たる姿を示していると思います。
板目肌に大肌が交じり、地沸が微塵に厚くついて、地景が細かに入っています。
刃文は互の目にのたれが交じり、足入り、匂深く、よく沸ついて、湯走り、金筋、砂流しがかかって、沸出来の働きを存分に発揮し、地刃共に明るく冴えた素晴らしい出来であると思います。裏の象嵌銘は「本阿弥光海が表の正宗銘は正真である」と極めた事を意味します。正宗の傑作で文化財級歴史的発見の名刀ではないかと思います。どうぞ末代までの家宝として下さい。尚本阿弥光海につきましては資料がありませんが、本阿弥家分家、江戸時代後期の人物とまで聞いています。どなたかお分かりの方は是非お教えください。(詳細) (登録)平成14年3月8日 千葉県教育委員会番号 048856 種別・わきざし 長さ・38.5cm 反り・0.9cm 目釘穴・1個 元幅・30mm 元重・5.2mm (銘文)表・正宗 裏・象嵌 本阿光海真表銘覚也☐正真也 古美術品の為個人の感覚に相違がありますので写真をよく見て頂きますようお願いします。質問は仕事の関係ですぐにお答えできない場合がありますので、私のアドレス若しくは携帯までお願いします。わかる範囲で誠意をもってお答えいたします。 bkdat805@rinku.zaq.ne.jp 090-5884-0695 以上よろしくお願いします。
正宗の重要な特色とされる茎は、相州伝完成期以降の作においてはよく見られる舟形茎であり、後代の広光・秋広のような舟形茎とは異なり、茎まで鍛えてあるので、べっとりと凹凸が激しい錆ではなく錆味は良好である。茎尻は習作期の短刀に切で振袖茎と呼ばれるのが1口と永青文庫蔵の包丁正宗(国宝)にみられるような栗形と徳川美術館蔵の包丁正宗(国宝)並びに大阪府・法人蔵の包丁正宗(国宝)の剣形の3種類の茎尻が有り、このように正宗の茎尻は剣形だけでは無いことが知られている。彫物は新藤五国光の三男である大進坊祐慶が彫っており、密教の「梵字」「素剣」「爪」「護摩箸」(不動明王などを本尊として、息災や子孫繁栄などを祈願する護摩を焚くときに使用する杉の白太で作った大角箸)が題材である。なお、「仏像」が彫られたものはない。本刀は平造、庵棟、身幅が広く、少し反りがつき、大振りで堂々たる姿を示していると思います。
板目肌に大肌が交じり、地沸が微塵に厚くついて、地景が細かに入っています。
刃文は互の目にのたれが交じり、足入り、匂深く、よく沸ついて、湯走り、金筋、砂流しがかかって、沸出来の働きを存分に発揮し、地刃共に明るく冴えた素晴らしい出来であると思います。裏の象嵌銘は「本阿弥光海が表の正宗銘は正真である」と極めた事を意味します。正宗の傑作で文化財級歴史的発見の名刀ではないかと思います。どうぞ末代までの家宝として下さい。尚本阿弥光海につきましては資料がありませんが、本阿弥家分家、江戸時代後期の人物とまで聞いています。どなたかお分かりの方は是非お教えください。(詳細) (登録)平成14年3月8日 千葉県教育委員会番号 048856 種別・わきざし 長さ・38.5cm 反り・0.9cm 目釘穴・1個 元幅・30mm 元重・5.2mm (銘文)表・正宗 裏・象嵌 本阿光海真表銘覚也☐正真也 古美術品の為個人の感覚に相違がありますので写真をよく見て頂きますようお願いします。質問は仕事の関係ですぐにお答えできない場合がありますので、私のアドレス若しくは携帯までお願いします。わかる範囲で誠意をもってお答えいたします。 bkdat805@rinku.zaq.ne.jp 090-5884-0695 以上よろしくお願いします。