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大阪新刀の大御所・大阪正宗と称される 【井上真改・延宝九年八月日】素晴らしい出来・最高傑作の一振り

登録証
都道府県 徳島県
発行年度 昭和35年 
種別
長さ 65,4cm
反り 1,5cm
目釘穴 二個
銘文 表:井上真改
裏:延宝九年八月日 菊紋
備考
現在価格 600000 円
入札総数 4 (入札履歴)
現在の権利者 -
残り時間 入札終了 (詳細な残り時間
終了予定時刻 2017-09-28 20:30:00.0
開始価格 10000 円
即決価格 -
(この金額で落札できます)
落札下限価格 600000 円
自動延長 設定あり
井上真改は津田越前守助広とともに大坂新刀の双璧と称される刀工。俗に「大坂正宗」などとも呼ばれ、現在重要文化財に指定されている刀と太刀がある。刀の銘は壮年期まで「国貞」を用い、晩年「真改」と切る。真改は陽明学を学び、中江藤樹の影響を強く受けたとも言われている。書をはじめ刀剣以外の美術・工芸にも造詣が深かったらしく、その書画も高く評価されている。酒豪だったらしい。一説には和泉守を受領していた国貞に儒学者の熊沢蕃山に「刀鍛冶が一国の太守を名乗るとは分不相応ではないか?」と諭され、以来「真改」銘に改めたとされている。作品の特徴としては直刃、まれに大湾れ互の目乱れを焼き津田越前守助広との合作もある。地鉄は大坂新刀屈指の美しさで、地沸が厚くつく。郷義弘に私淑していたと言われており焼入れは高温焼き入れで匂い口冴え、刃中もよく沸えて華やかになる。しかし代償として特に帽子下、焼き頭にムラ沸が付き、また土が落ちて匂い切れになってしまっている作もある。そしてハバキ元には鍛え肌が出るものもある。中茎尻には縦に隠し鏨を切る。真改の父親も「国貞」銘を使ったため刀剣界では父親の作品を「親国貞」、真改の作品を「真改国貞」と呼んでいる。 井上真改は、初代:国貞の次男で、通称を八郎兵衛といい、父国貞歿後、家督を相続し、二代目を継いでいる。初め父同様に「和泉守国貞」と銘し、万治4年頃に朝廷より菊紋を茎にきることを許され、寛文12年8月以降「真改」と改めた。天和2年11月急遽したという。彼の作風は、小板目肌がつみ、地沸が厚くつき、地景よく入った鍛えに、直刃調に浅くのたれた刃や、小のたれに互の目を交えた刀などを焼くが、その何れも匂が深く、沸が厚くつき、金筋・砂流し等がよくかかり、地刃共に明るく冴えるもので、沸出来の作品の美しさを最もよくあらわしている。そして、同国の津田越前守助広の濤欄乱れと共に後世の鍛冶に大きな影響を及ぼしている。本作は真改の特徴をよく表しており小板目肌、地沸、地景入り、直刃調に浅く湾れ、素晴らしい出来となっています。研ぎ上り状態で、手入れは良く行き届いており裸眼で見た限り疵、錆、鍛えなど一切見当たりません。是非審査に出してください。面白いかと思います。古美術品の為個人の感覚に相違がありますので写真をよく見て頂きますようお願いします。質問は仕事の関係ですぐにお答えできない場合がありますので、私のアドレス若しくは携帯までお願いします。わかる範囲で誠意をもってお答えいたします。(参考)重要刀剣指定の井上真改の銘文(表・裏)の写真を掲載していますので是非参考にしてください。 bkdat805@rinku.zaq.ne.jp 090-5884-0695 以上よろしくお願いします。【詳細】 (登録) 昭和35年6月23日 (番号)6539 (種別) 刀 (長さ)65,4cm (反り)1,5cm (目釘穴)弐個 (銘文)表・井上真改 裏・延宝九年八月日 菊紋(寸法)元幅30,0mm 先幅22.1mm元重9,0mm 先重9,0mm 刀身重量 706gすべて約です。 ※測定におけ若干の誤差はご了承ください.