特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ (C-6)
現在価格 | : | 3500 円 |
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入札総数 | : | 0 |
現在の権利者 | : | - |
残り時間 | : | 残り12日 (詳細な残り時間) |
終了予定時刻 | : | 2024-12-04 22:24:00.0 |
開始価格 | : | 3500 円 |
即決価格 | : | - |
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【目次】 ごあいさつ 京のかたな―匠のわざと雅のこころ 末兼俊彦 カラー写真図版 第1章 京のかたなの誕生(平安時代後期) 第2章 京のかたなと後鳥羽天皇(鎌倉時代前期) 第3章 京のかたなと吉光(鎌倉時代前期~中期) 第4章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期~後期) 第5章 京のかたなの苦難(南北朝時代~室町時代中期) 第6章 京のかたなの復興(室町時代後期~桃山時代) 第7章 京のかたなの展開(桃山時代~江戸時代前期) 第8章 京のかたなと人びと(江戸時代中期~現代) 参考文献 用語解説出品目録 List of Works Preface 王城の地・京都では、平安時代から現代にいたるまで、多くの刀工が工房を構え、あまたの名刀を生み出してきました。これら京都で製作された刀剣は、常に日本刀最上位の格式を誇り、公家、武家を問わず珍重され、とりわけ江戸時代以降は武家の表道具として、大名間の贈答品の代表として取り扱われました。 本展では、現存する京都=山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品17件と、著名刀工の代表作を中心に展示し、平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、刀剣文化に与えた影響を探ります。 また、武家文化だけでなく、公家・町衆を含めた京文化の中で、刀工たちが果たした役割に迫ります。 重要文化財 阿国歌舞伎図屏風(部分) 国宝 太刀 銘 則国 ほか 第1章 京のかたなの誕生(平安時代後期) 日本刀様式の刀剣がいつ発生したのか厳密には特定できませんが、武士の台頭と密接な関係を持っているのは間違いありません。 この章では、絵巻に描かれた戦乱の様子や武者の姿をご覧いただくとともに、山城鍛冶の祖たる三条宗近とその一派の作品をご紹介します。 以後800年の永きに渡る、山城鍛冶の物語の始まりです。 国宝 太刀 銘 三条(名物三日月宗近) 東京国立博物館 重文 太刀 銘 吉家作 ほか 第2章 京のかたなと後鳥羽天皇(鎌倉時代前期) 皇位継承の象徴である神器を欠いたまま在位した後鳥羽天皇。 その存在は、失われた宝剣を求めて自らが作刀する天皇とその御召鍛冶という伝説を生み、「君御手づから焼せ給けり」とされる刀身に菊の御紋を刻んだ菊御作が造られるきっかけになりました。 国宝 後鳥羽上皇像 伝藤原信実筆 大阪・水無瀬神宮 重文 太刀 菊御作 ほか 第3章 京のかたなと吉光(鎌倉時代前期~中期) 13世紀初頭頃から京都・粟田口周辺に居住した刀工群を粟田口派と呼び、中でも後鳥羽上皇の御番鍛冶と伝える国友・国安を含む久国・国清・有国・国綱の六人がつとに知られています。 この章では粟田口派の代表工全員の作品と吉光の傑作を紹介し、その抜きん出た技量と作品の放つ品格を堪能していただきます。 重文 短刀 銘 吉光(名物秋田藤四郎) ほか 第4章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期~後期) 粟田口派からやや遅れてあらわれた鍛冶集団である来派は、作品の完成度の高さのみならず、京文化や技術の伝達・派生といった面で地方へ影響を与えました。 この章では山城鍛冶の隆盛と彼らが地方に与えた影響を紹介します。 国宝 太刀 銘 来国光 九州国立博物館 刀 銘 九州肥後同田貫上野介 九州国立博物館 ほか 第5章 京のかたなの苦難(南北朝時代~室町時代中期) 応仁の乱、続く天文法華の乱で壊滅的な打撃を受けた洛中でも、山城鍛冶は火を絶やすことなく作刀を続け、伝統を守り抜きました。備前や美濃といった他国の刀剣に押されて衰退を余儀なくされつつも苦境の時代を生き抜いた山城鍛冶の作品を紹介します。 国宝 刀 金象嵌銘 長谷部国重本阿(花押)/黒田筑前守(名物圧切長谷部)福岡市博物館 ほか 第6章 京のかたなの復興(室町時代後期~桃山時代) 群雄割拠の時代を迎え、戦国大名らがこぞって上洛を目指しだすと、種々の職人たちもみやこへ移住しはじめます。この章では、堀川派、三品派など他の国からやってきた新たな山城鍛冶と、桃山時代の不世出の名人・埋忠明寿を紹介します。 重文 刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿(花押)/慶長三年八月日他江不可渡之 ほか 第7章 京のかたなの展開(桃山時代~江戸時代前期) 京のみやこに新たに興った埋忠派・堀川派・三品派の作風は一世を風靡しました。 その作品を求める声は高く、京都には多くの門人が集い、その技法は各地へと広がっていきました。 堀川派の末弟国助、国貞の二人や、三品派の吉道の一派が摂津国に移住したことで、新刀の完成形である大阪新刀へとつながりました。 重文 太刀 銘 粟田口一竿子忠綱 彫同作/宝永六年八月吉日 ほか 第8章 京のかたなと人びと(江戸時代中期~現代) この章では、京都の古社寺に奉納された名刀を展示し、京の人々が抱いていた刀剣への畏敬の念を紹介します。 また、展覧会の締めくくりとして、最後の山城鍛冶にして人間国宝・隅谷正峯の作品をご覧いただきます。 祇園祭礼図屏風(右隻) 長刀 長刀鉾保存会 長刀 銘 平安城住三条長吉作/ 大永二年六月三日 切付銘 去年日蓮衆退治之時分捕仁仕候於買留申奉寄附感神院江所也 願主江刕石塔寺/ 之麓住鍛冶左衛門太郎助長 敬白 天文六丁酉歳六月七日 長刀鉾保存会 | ||
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