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短刀 銘 来国俊

登録証
都道府県 埼玉県
発行年度 昭和36年 
種別 短刀
長さ 25.3cm
反り 0.1cm
目釘穴 2個
銘文 表:来國俊
裏:
備考
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長さ 8寸3分(25.3cm) 内反り 元幅 7分8厘(2.37cm) 元重 1分9厘(0.57cm)

来国俊は、二字国俊の子、あるいは来国行の子と伝わっています。正和四年(1315年)七十五歳と年紀と行年の切られた太刀があることから、仁治元年(1240年)の生まれとわかります。没年は不明ですが、元亨元年紀の太刀が現存するので、少なくとも八十一歳までは存命であった事が分かっています。また、来国俊は古来より短刀の名手として知られ、太刀の国宝指定品はありませんが、短刀には国宝指定品がございます。
来国俊と二字国俊との関係については、同人説と別人説があります。同人説は、当時としては国俊がかなりの長命であったので、一人の刀工による作風の変遷とみています。一方の別人説は、別人であるので作風の相違が区分されるとしています。両者の作風の相違としては、二字国俊が来国行を思わせるような身幅たっぷりとして猪首鋒の豪壮な姿に丁子の目立つ賑やかな乱れを焼くのに対して、来国俊には細身の優しい姿に直刃基調の温和な刃文を焼くものが多くみられます。
この短刀は、来国俊と銘が切られており、姿は平造り、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、内反りとなっています。鍛えは、小板目に来肌交じり、地沸つき、地景入り、淡く映り立つ。刃文は、湾れ調に小互の目・小丁子・小乱れ交じり、小足・葉入り、金筋・砂流し・ほつれ・二重刃・棟焼きかかる。茎は少し朽ちており、銘が判読しづらい点が惜しまれますが、来国俊と銘が切られています。
処々ヒケや鍛え割れなどはございますが、来国俊の典型的な作風を示した優品です。