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第二十九回指定重要刀剣 越前守助廣大鑑所載 津田越前守助広 二尺五寸 涛乱刃傑作長寸豪壮刀 伝大森英秀獅子一作金具金蛭巻鞘大名拵 鑑定書付き

登録証
都道府県 鹿児島県
発行年度 昭和30年 
種別
長さ 二尺五寸一分
反り 七分
目釘穴 一個
銘文 表: 津田越前守助広
裏:
備考
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現在の権利者 -
残り時間 入札終了 (詳細な残り時間
終了予定時刻 2019-11-13 22:16:00.0
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出品者からのお知らせ
  特別重要刀剣合格「倫光」
伝兼光折紙付未鑑定品のご紹介
→保存特保同時合格「倫光」
→昨年重要合格→本年特重一回で合格です
  
3月度審査合格
「水心子正秀 天明二年二月日「」他

おめでとうございます。



  • オークションID:WA00078853
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    販売事業者 fuji5005 藤井
    住所 787-0332
    高知県 土佐清水市汐見町    
    代表者名 22-10 ・
    通信販売業務責任者 藤井 幸美
    電話番号 0880-82-3023
    Eメールアドレス f-5000@cd.wakwak.com
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※御刀詳細※

※説明
津田越前守助広は、寛文十四年摂州打出村に生まれ、通称甚之丞といい、初代そぼろ助広の門に学び、
明暦元年師歿後、二代目を継いだ。
明暦三年越前守を受領し、寛文七年には大坂城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年四十六歳で歿している。
作府は初期には石堂風の丁子乱れを焼き、ついで互の目乱れを焼き、更に濤瀾という独特の刃文を創始するに至り、
一世を風靡した。
この新作風は当時の大坂刀工のみならず新々刀期の諸工にまで影響を与えている。
この刀は、銘を楷書にきっているところから「角津田」と呼ばれ、年紀は無いが、
おそらく寛文十二年から延宝元年にかけての作品であろう。
小のたれに互の目を交えて濤瀾風となり、匂口が明るく冴えて出来がよい。

法量 長さ七五・二糎 反り一・七糎 元幅三・一糎 先幅一・八糎 鋒長さ三・〇糎 茎長さ二四・〇糎 茎反り〇・一糎
形状 鎬造、庵棟、元先の幅差つき、反り浅く、中鋒。
鍛 小板目肌つみ、地沸細かによくつき、地景入り、冴える。
刃文 直ぐに焼出し、その上は濤瀾乱れ、足入り、匂深く、小沸厚くつき、匂口明るく冴え、刃中砂流しかかる。
帽子 焼き深く直ぐに小丸。 茎 生ぶ、先入山形、鑢目化粧・筋違、目釘孔一、指表、目釘孔の下棟寄りに
大振りの五字銘がある。

<委託販売御承中>


寸法 重要刀剣につき重要刀剣解説書を御覧下さい。


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【商品説明追記】
※御刀詳細※
《第二十九回指定重要刀剣 越前守助廣大鑑所載 津田越前守助広 二尺五寸 
涛乱刃傑作長寸豪壮刀 伝大森英秀獅子一作金具朱漆金蛭巻鞘金無垢大名拵付》の御刀の御紹介で御座います。
御存知のように津田越前守助広は新刀屈指の名工として涛乱刃の創始者として奉られ寛文七年四月七日には大阪城代因幡守宗俊の御抱工となり
円熟期の濤乱刃を完成させており、本作は『越前守助廣大鑑』にズバリ所載されて屈指の作と解説されています。
二尺五寸一分を有する刀身は身幅重ね健全で生茎は格別長く保存状態よく刻銘も美しく鮮明となる円熟期の完品でありまして
二口ある特別重要刀剣指定品は同時代の二尺四寸九分の一口と助広二字銘で裏年紀を入れていない本作とどう寸法二尺五寸一分の御品の
計二口が刀での特別重要刀剣指定であり、古刀期であれ新刀期であれ、尋常ではないインパクトの強いこのような長寸豪壮且つ代表的な濤乱刃の作が
特別重要刀剣に指定され得る御品である事は合格品展示よりも明らかなことであると存じます。
本作は将軍家に代わって大阪城を収めた城代青山因幡守宗俊公の御抱公の求めを受けて精鍛された格別なる御品で金無垢二重ハバキが誂えられた
将軍佩刀として明るい朱漆に豪華な本金蛭巻塗りが施された時代鞘と刀装金具は大森英秀の獅子図一作揃い金具となり、
赤銅魚子地に金地容彫も立体的な際立つ鏨使いの名品献上金具が目を惹く豪華な逸品大名物時代拵となっています。
《皇室.将軍家.大名家刀剣目録》には十一口の助広が掲載され真改の三口を上回り、
内訳は紀州徳川家に刀一口脇差五口、井伊直元差料に脇差三口、水戸徳川家に一口、仙台伊達家に脇差一口とされており、
又昭和初期の売り立てにも真改と助広の大小一腰が千三百八十円で売られ江義弘刀(名物笹雪)五百五十八円を上回る
当時も新刀期では別格の最上作であったことが分かるものとなっています。
本作は名刀に精通された飯田一雄氏著書専門書《越前守助廣大鑑》の中にも屈指の作とされ尚且つ長寸豪壮な無類の傑作として
探求すればする程に価値大なる特別な津田越前守助廣の蓋し名刀であると思われます。